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2024年12月22日(日)〔15時間前〕 更新

2024/12/21 (Sat) 17:48:26 New! by 担当

「ミスコミュニケーションに対処するために」

仕事をする毎日は、つまり同じ企業に所属している人間たちとコミュニケーションをする毎日と言えます。
会話ではなくても、報告書の提出、申請、受理、相談、依頼、さまざまなやりとりが続きます。
私たちのコミュニケーションでは、ある程度の相互の理解の差異を包含しています。
その差異は自分の中の準拠枠と相手との関係性の中で、
コミュニケーションを成立させる方向に常に
修正されています。
しかしそれは、自分の準拠枠に基づいての差異修正です。
時には大きな差異であり、修正が相手の準拠枠に全く重ならないこともあります。
ここで起こるのがミスコミュニケーションです。

このミスコミュニケーションへの対処が
CBTの考え方に基づいたアサーションスキルの活用です。
アサーションは、お互いの尊重がある前提なので、
この考えを理解していないもの同士では成立せず
失望や不全感を味わうことも少なくありません。
この点に対処するためのアサーションの考え方に
「あきらめないコミュニケーション」が含まれていることは
案外理解している人が少ない現状があります。

アサーションはリフレーミングによってポジティブFBができることと
表面的に理解しているとその有効性と実行の難しさに気がつかず、
「ああ、アサーション、本で読んだことあります」
「リフレーミングできます」
と軽んじられがちです。
ミスコミュニケーションの対処は実践トレーニングをバディと行うことが有効です。
その場面場面で誤解があるといきづまってしまいます。
ミスコミュニケーションへの対処ができるようになるために、
自分に合うカウンセラーを見つけてトレーニングしていくとよいでしょう。
臨床心理士、公認心理士、精神保健福祉士、キャリアコンサルタントなど
国家資格に担保されていることが選ぶ条件となります。
個人的には、資格を持ち、さらに病院での経験があるカウンセラーがよいと考えます。
臨床像を多く見る現場をもっていれば、医療知識の実践について、標準化できますし、
例外事例も患者様とのセッションで患者様から教えていただいているからです。
自分のキャリアのために資格だけとっている場合もあるようですので、
そのカウンセラーのキャリアはよく確かめ、よいバディと出会うことが、
有効なトレーニングとなります。



2024/11/20 (Wed) 22:21:21 by 担当

「復職後のための対処を準備する」

休職されてリワークを利用して、復職される方は年々増えているのが現状です。
リワークには医療施設のリワーク、地域の職業センターのリワーク、民間企業が提供しているリワークがあります。
リワーク先を選ぶ場合は、必ず経験の豊富な心理職、精神保健福祉士、多くの事例を扱ってきたキャリアコンサルタントが
在籍しており、かつ、企業連携や医療連携の経験が豊富なところがよいでしょう。
見学や体験の時に、リワークプログラムがしっかりしているところを選択することが大切です。
これらリワークではおそらく多くのプログラムにクライシスプランがあるはずです。
休職要因や離職要因、あるいは、離職を繰り返す要因をしっかり分析することが大切になる取り組みです。
自己理解の過程は専門家と歩む必要があります。
資格もなくサポート経験のない人と行うと、ご自身のメンタルダメージを招く危険があります。
ライフチャートを振り返る時はしんどさもあり、辛くもありますが、よいサポータを得られれば多くの気づきも同時に得られます。
これまでの疲労感や自責感をケアされながら、そしてセルフケアを持ちながら行うことが大切なのです。
自己効力感、自己肯定感を育て、ご自身の不安の対処を具体的に持てることを目指す作業は
仕事を得るためのスキルを習得するような過程とは異なります。
復職、再就職をより自分を大切にした自己決定のもと行えるよう、有効なクライシスプランを持てると
不安の軽減につながり、より安心できる復職、再就職となります。
どういうサポートが得られるのか情報の提供も行いますので、お気軽にご相談ください。


2024/10/18 (Fri) 18:47:49 by 担当

「休職中のリワーク利用」

メンタル不調に陥り休職された方の復職のためには、主治医の許可がでて、産業医面談を受け、人事や部署の面談、そして慣らし勤務を経て本格的な職場復帰という流れが多いようです。最近ではリワークの利用を企業や主治医が条件にすることが多くなっています。
リワークは医療リワークや地域の職業センターのもの、福祉サービスの中で実施しているもの、そして企業内で制度をもっている場合もあり、この4種類となります。厚生労働省の統計からみてもいずれかのリワークを利用しての職場復帰をされた方の再発率は、利用しないで復帰された方とくらべても優位に差があることがわかっています。今はどのリワークも定員がいっぱいであることが多く、特に無料でうけられる職業センターのものは数ヶ月待ちの場合もあります。それぞれのリワークには特徴と利用条件の違いがあります。医療リワークは医療保険の制度ですし、福祉リワークは福祉制度の中にあるので行政の手続きが必要です。提供しているリワークの内容は、ベースは共通しているものがあります。最終的にクライシスプランを持って復職に至る準備をするプロセスがあるのが一般的でしょう。
クライシスプランはリワーク期間に自分と向き合ったことを整理し、まとめ、そこからセルフケアの対処を獲得したことを実践できるものとして形にした対処といってよいでしょう。リワークで自分と向き合う作業は休職に至った要因を自己分析する作業となります。対人関係、対集団関係での自身のコミュニケーションを客観視して、今後同様な状況で新たな対処を得られるようになることが、自身の今後を支えることになるのが目的です。辛くしんどい作業で、簡単ではありません。公認心理士、精神保健福祉士、社会福祉士、キャリアコンサルタントといった技術と知識が国家資格として担保されたスタッフのサポートを受けることが有効です。
どの形のリワーク支援を受けたらいいかということもキャリアコンパスでご相談にのります。よりよい選択をすることでいずれ来る復職に安心を持てるようになります。


2024/09/15 (Sun) 09:38:46 by 担当

「サポートの選択 就労移行・自立訓練他の選び方」

残暑の9月です。暑さでも消耗しますが、エアコンを使わないとその場にいられない環境から、エアコンによる体の重さを感じざるを得ません。涼しくなったら思いっきり外の気温を体感して、体を自然の中で暮らせる状態に戻したいと思っています。みなさんもお大事にお過ごしください。
さて、キャリアコンパスのカウンセリングにはお仕事をしている方の他に、さまざまなサポートを利用している方もいらっしゃいます。お話を伺うとそのサポート機関の内容の差とその後のキャリアの選択によるその方への人生への影響を考えさせられます。
サポートを選択するときに一番大切なことは、ご自身が何を求めているのかに合致している内容を提供しているかどうかです。
そしてその選択した結果に寄与する要因はそのサポート内容の質を担保する専門性のあるスタッフがいるかどうかです。
そのためには、ご自身が自立の道を歩む上で今のTOBEとASISの間のGAPは何かを自己理解していることが必要です。
そこを一緒にキャリアコンパスで取り組んでいく方もいます。
そうした場合は求めているサポートを提供している社会資源をご案内するだけで終了となる方もいらっしゃいます。
ご自身のGAPを整理し、TOBEを明確にしたら、何を得るためにサポートを利用するのかを整理します。
そして、必ず体験することです。
今自分が求めているのは生活リズムを整えることとか、自己理解を深めることであれば、そうしたサポートに重きを置くところを選択するのがいいでしょうし、具体的なスキルを得て就職を目指すのであればそうしたサポートがよいでしょう。
前者であれば、ご自身と向き合う過程を過ごす時間となりますから、自分がそこに安心していられること、受容感が感じられること、心理的サポートを責任を持って行えるスタッフがいる場所が必要ですし、後者であれば、HPなどで発表されている就職実績をみて選択するのがよいと思います。実績のあるところは歴史もあります。規模にもよりますが全国展開しているのであれば年間1000人から2000人前後の実績があるのがスタンダードだと思います。
それは支援のノウハウが各事業所に浸透していることを意味しますし、スタッフの支援スキルの標準化も研修によって成し遂げられていると見ることもできると思います。
数が全てではありませんが、数に表される事実はあります。
決めかねているようでしたら、TOBE,ASISの整理からやってみましょう。どうぞご相談をご予約ください。



2024/09/01 (Sun) 14:01:22 by 担当

「居場所の確認」

私たちはそれぞれに居心地の良いと感じる場所を持っている時、安心を得ることができます。
プライベートでも、職場でも両方が居心地が良ければ、何か困難があっても超えられるレジリエンスを維持できる場合が多いからです。

居心地の良さを感じる居場所はつまり、
①あなたの持つユニークなところが強みとして認められつこと
そして、
②あなたが大切だと思うことが周囲から脅かされず、また私たちがお互いにその大切なものの違いを尊重されること
この二つが居場所となるところです。

そうすると、居場所を見つけるためにはまず自分自身が何を大切にしているのか、どういう特質があってそれが強みになるのはどんな場所なのか、が重要になります。

メンタル不調で休職や離職を選択された方々はこの二つが職場でそこなわれていることが大半です。
こうした時に、一人で自身の特質を明確化したり価値観を探るのは難しいことです。

ご自身とむきあう方法を一緒に選んだり、その自己理解の道のりを一緒に歩むバディとしてキャリアとメンタル不調の知識を持ったキャリアカウンセラーと一緒に考えてみるのも役に立ちます。
誰と歩むのかは、非常に重要な選択です。
キャリアコンパスでも一緒に歩みますし、みなさまにあった社会資源をご案内することもできます。

先が見えないと、一人で悩んでいて出口が見えないのであれば、これまでと違う行動=「誰かに相談する」をとってみることをお勧めします。


2024/07/27 (Sat) 23:49:36 by 担当

「適応障害で休職、離職中の方のカウンセリング」

何らかの理由でメンタル不調に陥り、仕事にいけなくなってしまった方のためのカウンセリングを提供しています。
相談はさいたま市内で無料でお受けしています。
何回か適応障害やメンタル不調を再発させてしまい、休職を繰り返している方も、
一人で抱え込まずにまず相談、発信してみてください。
適応障害や抑うつ、不安障害に陥った後もう一度社会での自立の道を歩むためには、
一度自分としっかり向き合い、何がやれてきたのかをみつめなおし作業が助けになります。
それが見失われている状態が、適応障害による行動停滞の状態です。
カウンセラーにまず現状をそのままお話しください。
カウンセラーは、ああした方がいいとかこうした方がいいとか
指示することはありません。
その不安を一緒に分析し、どうなりたいのかを伺った上で、対処法を考えます。
対処法はひとそれぞれです。
巷に適応障害からどうやって社会復帰するかやリワークの本はたくさんあります。
ですが、そこにあることを深く理解し、自分自身のことに読み替えるという作業は
一人ではなかなか進んでいる感じがなかったという声をよく聞きます。
自己分析、自己理解、これまでの自身の振り返りには正解はありません。
その分、これでいいのだろうかという不安がつきまとうようです。
この状況をメタ認知するためにも、専門家と一緒にとりくむことを勧めます。
ご自身を客観視し、その問題にどう影響をうけていてどうなりたいのか、
どこが阻害されているのかは一人ではみえてこないことがほとんどだからです。
どうぞ自分にフィット感のある相談先をさがしてみてください。

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2024/07/16 (Tue) 15:53:15 by 担当

「復職、転職時の不安への対処」

休職期間の終わりが近づき、また、あるいは、主治医や会社の産業医との面談の結果、復職までのスケジュールがいよいよ決まったり、
転職するにあたっての方向性を決めて、行動を起こす時、順調にここまでやってきたように感じていても自信をもちきれないことはよくあります。
よく考えて自己決定したことではあるけれども、いざとなると、大丈夫かなという不安が顔を覗かせます。

不安は、よく言われる通り、私たちの行動に無理や無茶をさせないためにあります。
その不安がどこからきているのか、何に対しての不安なのかを見極めること、
そしてその不安に対してどのような準備がどれだけできているか、自分の力を見積もります。
ご自身の力の見積もりができることが自己効力感です。
そして多くの場合、不安に対しての準備は過去を振り返り、「できていたこと」を客観的に見出し、
なぜできたのかを分析することで、根拠のある自信を持つことができます。
これが不安の対処と言えます。

このような不安の対処のプロセスは、悩んでいる時、不安に苛まれているときには一人ではなかなか難しい。
そもそも一人でどうやって取り組むのかがわからない場合がほとんどです。
それぞれに異なる不安を抱いているのが人間です。
一人一人の不安をよく伺ったうえでキャリアカウンセラーは話し合って方策を決めます。
同じように時間をかけるにしても、キャリアカウンセラーをバディとして、進んでいることを確認、実感しながら、
みなさんが大切なものを大切にできるキャリアを選択し、行動できると良いと思います。
キャリアコンパスではさいたま市内で対面カウンセリングを無料でお受けしています。
初回はオンライで実施しています。



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2024/07/01 (Mon) 22:48:33 by 担当

「復職までに何をしたらいいのか」

休職して、まず心身ともに休まれた後、エネルギーが回復してきた時に多くの方が感じるのが復職までに何をしたらいいのか、何かしなくてはいけない、といった焦りのお気持ちです。
その焦りを感じる時期は、確かに未来を考えることができるくらいにはエネルギーは戻ったわけですが、そこで感じる何をしたらいいのか、戻れるんだろうかと言う不安と向き合って一人で軽減できるようなエネルギーはまだ不足しています。
この時期には、さまざまなサポート環境と出会うことが大切で、それがあるかないかでその後の日々に意味を持たせられるかどうかに差がでます。
一人でいろいろなことをやっていても、これでいいのだろうか、という不安は払拭するのが難しいと言えます。
そのような時は、地域で資源をみつけましょう。
サービスとしては「リワーク」の利用が一つの大きな選択肢です。
現に、多くの医師がリワークを勧めます。また、企業が、復職前にリワークを利用して生活を整えた上で休職の要因がなんだったか理解して、その対策ができたら産業医面談をする、ということを条件にするところも少なくありません。
実際、医療リワークや福祉サービスのリワークを利用しての復職は、再発率がかなり低くなっているデータがあります。
専門職と一緒に、今後のキャリアを考え、臨床の専門家と一緒に復職までに休職に至った要因をみつけ、主に認知行動療法でアプローチし、対策をもって復職できることが再発防止に有効なのです。
そうしたサービスの情報もキャリアコンパスでご案内しています。
相談はさいたま市内で無料でお受けしています。
みなさんに合ったところを一緒にみつけましょう。


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2024/06/22 (Sat) 00:28:32 by 担当

「会社にいけない」

何かの理由があって、または、自覚することができない何かがあって、会社にいけなくなるということは誰にでも起こりえます。
それは私たちの心が発しているSOS信号です。
それに気がつくことが何より必要です。
これは、気がついてくれた自分が気がつかないでいつまでも無理しようとしている自分に、
「もういったんストップ!休まないもっとこわれちゃう」とSOSを出してくれているんだとわかってください。
周りの人から、休んだほうがいいよと言ってもらった場合も同じです。
周りの人に気がついてもらうことができるようなSOSを自分のピンチに気がついた自分がだしてくれたのです。
その時は、休むことをためらわないでください。
そして、まず力をふりしぼって、周りにそのつらさを発信してください。
心配かけたくない、こんなふうになるなんて自分でも信じられない、などと思う必要は全くありません。
発信して受け止めてくれた人と一緒に自分をいたわらなくてはならないのです。
自分を大事にする行動が足りて無かったのです。
医療機関との出会いも大切です。ご自身に合う先生と出会ってください。
そして十分休んで、もし復職や離職のことを考えてご不安になったら、近くにあるリワークの施設やプログラムに参加してみてください。
私たちのようなところのカウンセリングをご利用になっていただくのもこのような時期とお考えください。
キャリアコンパスではさいたま市内で無料でキャリアカウンセリングを実施しています。



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2024/06/18 (Tue) 22:42:07 by 担当

休職中の不安について
今、休職されている方の中には、メンタル不調の要因が職場にある方もいらっしゃるでしょう。
休職という選択をされて、ストレス要因から離れられることで、回復に向かう方も少なくありませんし、医師から職場を離れることで症状は軽快すると
はっきりと言われる方もいらっしゃいます。
その一方で、「周りに迷惑をかけてはいけない」「自分がいないとどうなってしまうんだろう」「早く戻らないと居場所がなくなってしまう」
など、それぞれの思いを不安として感じていらっしゃる場合もあります。
復職期限が短い方や、1ヶ月毎の診断書の提出や毎月の産業医面談でどうなるかが決まっていくという道筋の方も多くいらっしゃいます。
それらの不安は、さまざまな思考の特徴、私たちがもつストレス場面での思考傾向によって形成されているものです。
こうした不安にある程度対処感をもてることがその後の自己決定を助けます。
ではある程度であっても対処感を持つためにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、出来事を振り返り、それを消化し、要因として明確にできること、そしてそれに対処できる新たな思考を意識できるようになり、いずれ身に着けることです。
ですが、この一連の取り組みを一人でやることはかなり難しいといえます。
そうしたときに、一緒にそれぞれにの段階を確認しながら進み、あるいは、ときには立ち止まって取り組めるバディがいることが助けになります。
キャリアコンパスのカウンセリングはこうした取り組みを行い、そして復職、あるいは離職して再就職を目指すといった自己決定を支援しています。
一人で抱えることができなかったから、メンタル不調に陥ったといえます。
あくまでも未来を見る力を失わないことが大切です。一人でいるとそれをなくしてしまうことがあります。
一緒に行きつ戻りつしながらでもそれでも前に進んで自分の可能性を生かす場を求めるにはサポート環境があることが有効です。


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