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2025年6月22日(日)〔19日前〕 更新

2025/04/26 (Sat) 22:48:05 by 担当

「キャリアの転機」

キャリア論を知り、考えを学ぶ意義は、自分自身のキャリアを説明できるようになること、意味づけができるようになることにあります。
転職回数が多いことを気にされている場合、丁寧に全てのキャリアを振り返ると、実は共通したふに落ちる理由があって離職していたことを見出し驚かれる方が多くいらっしゃいます。ネガティブに受け止めているご自身のキャリアについて、全く異なる視点を持っていただくことになります。
大学卒業後、高校卒業後、あるいは中学校や専門学校を卒業してみなさんはいろいろなご縁があった場所で1日1日キャリアを積み重ねてきています。
そこに出会いがあり、意味を生み出してきたのは当然のことです。
そして不調に陥ったことをきっかけに、振り返りをする時間を得て、ご自身がキャリアや休職離職要因に納得感を持てた方々は復職後、再就職後に周囲に助けられ、愛される人生を送られていると感じます。
キャリアをメタ認知することでそこで獲得したハードスキル、ソフトスキルがたくさんあったこと、セルフケアの必要性を理解し手段を得たこと、人との繋がりを得たこと、自分が回避しなくてはいけない場面を知り、未来に生かす行動を見出します。
それぞれのキャリアが持つ意味は、結果ではなくその過程そのものです。

国は70歳まで働き続けることを私たちに提示し、企業にはそれをサポートする制度改革が求められています。
しかし多くの企業は社員を70歳まで抱える体力はないと明言しています。
こうした背景で定年は65、70などと延長され、各社年齢によってその後を選択することができるようになっています。
自律的なキャリア形成のためにパラレルキャリアの選択に寛容な就業規則に変更されたり、起業支援をしている企業もあります。

20代半ばから組織に所属して形成してきた私自身のキャリアも定年後を考える岐路にあります。
いくつかの選択肢から私が選んだのは、現状の延長や統括的な立場になることではなく、新しい出会いのある方です。幸いなことにそうしたオファーが既に何件かあり周囲と相談しながらまもなく結論を出せるでしょう。
暮らしの場所も心機一転、新しい土地にお引っ越しする選択肢も検討中で、新しい出会いの可能性にいろいろワクワクしています。
キャリアは自律的に自分で選んで、意味を考え、歩む道です。
主体的にその意味を捉えて納得感を得ていると、未来に向けた新しい選択が必ず見えてきます。





2025/04/16 (Wed) 20:39:40 by 担当

「次のステップ」

安定してお仕事をされながら、現在地を確認するためにカウンセリングを継続的にご利用される方々がいらっしゃいます。今のワークライフバランスも安定しているけれど、カウンセラーとつながりを持っておきたいという方は、①過去の経験から、今後ライフイベントがあった時の不安の対処のバディを持っておきたい。あるいは②安定就労した結果、根拠のある自己効力感をベースに「次のステップ」を考え始めた時にキャリアカウンセリングをうけることの有効性をご理解いただいていて、また相談したい、からだと思います。

サポート開始以来、8年、9年目となり、現在7年のキャリアを積んでいる方がたが複数いらっしゃいます。年代も性別も様々ですが今、7年目のキャリアを積み重ねた方々が一番長いカウンセリングのご利用者様たちです。その方々から、折に触れてキャリアカウンセリングのお申し込みがあることはカウンセラーにとってもつながりを大事にしてくださっていることへの感謝を深く感じています。今後の意思決定のサポートをさせていただくために、長いお付き合いではありますが、いつも皆様の成長変化された現在地を確認した上で、気持ちを新たにお話を伺わせていただいています。いつもみなさまの変化されているご様子に尊敬の思いが膨らみますし、正直その思いが、私への励ましにもなっています。

つい最近、相談したいと連絡をいただいた方も、7年キャリアの方です。お目にかかってお話を伺うとご自身のTobeとAsIsを既に整理されていました。さらに課題感を具体的に述べてくださったので、今後また一定期間ご一緒に思考傾向についてCBTで取り組み、目標設定、意思決定をサポートさせていただくことにしました。出会った当初のことが、お目にかかった相談室での会話やご様子までもはっきり思い出され、今のお姿はご自身のご努力の積み重ねであることに心が動かされます。
出会ってから7年キャリアの他の方々からも、それぞれ折にふれてご連絡をいただき、お目に掛からせていただいています。
これからもみなさまのキャリアの成長とご一緒に歩ませていただきたいと思います。

2025/04/12 (Sat) 09:01:05 by 担当

「サポートプランの提案」

キャリアカウンセリングをスタートするとき、皆さんのこれまでのお話を伺わせていただきます。かといって、○歳の時は何をされていましたか?じゃあ中学校では?といった時系列を追っていくだけのような面談ではありません。「今、何をお話しになりたいですか?」というみなさまのテーマを伺っています。そこにみなさんが捉えている困りごとや不安感があります。カウンセラーはそのお気持ちを伺った上で、その時の状況や環境、その前後のことを伺い、その問題解決や要因の検討に必要であれば過去のことも伺うことがあります。

みなさまが捉えていらっしゃる問題から、カウンセラーは、真の問題の仮説をたて、それを話し合い、ずれていたら一緒にすり合わせをして今後課題として取り組んでいくことの精度を上げていくようにしています。それがサポートプランの提案です。

カウンセラーだけでは決してできないプロセスで、それをいかにご一緒にみつけられた感覚を持てるかが、カウンセラーとの出会いの意味で、いわゆる「合う、合わない」だったり、「わかってもらった感覚があるかどうか」と表現されるものだと思います。

「少し考えてみて、こういう風になれたらいいのではないか、そうしたら選択ができるようになるのではないか」をサポートプランとして提案したあと「自分がやりたかったことはこれでした」「気がついてなかったけれど、確かにこのことを掘り下げることが大事なんですね」「一人でやるのは難しいですが、一緒にこれから3ヶ月やってみるということならやってみたい」とおっしゃっていただけたら、カウンセラーはほっと安心します。

途中でその方がプランを超えて前に進まれることもあります。つまりその方の取り組みによってレジリエンスが大きく育ち、プランの再計画が必要になります。問題に一生懸命取り組まれていた結果に尊敬の気持ちを深く持つことあります。自分に合ったサポートを得ることができると、不安の一部はそれだけで軽減されていくことも少なくありません。

悩みの相談を気軽にスタートするツールの一つとして悩ミカタ相談室をご案内します。
有料のカウンセリングとなりますが、気になった方はアクセスしてみてください。

https://soudan.nayamikata.jp/

2025/04/02 (Wed) 21:30:23 by 担当

「それぞれの春」

桜まつりがそこここで行われています。
まさにお花見日和だった先日、いさんで飛鳥山公園にいってみたところ桜はまだつぼみで、かろうじて咲いているのはソメイヨシノではない色の桜でした。NO25でのランチの後だったので、takeoutした2種類の桜のケーキをシェアして、咲いていないさくらの花見を満喫しました。こんな風に春は、ちょっと綻びがあってもなんだか楽しみやわくわくが優って笑顔でいられます。春という季節はポジティブを維持するレジリエンスを強化するようです。


桜も空も吹く風も新しい日を応援してくれる、と感じられること
まわりのものが味方してくれる、と感じられること
ついてる!と感じられること、それが春の効能だと思います。

この半年はカウンセリングご利用当初の不安の対処を獲得し、行動なさり、さらに高い階段を上った方がなんと多いことでしょう。そしてこの1ヶ月だけでさまざまな場所で新しく出会ってサポートスタートプランを示させていただいている方は気がつけば10人以上になっています。チームでないとこうしたサポートをニーズに応じて提供することはできません。

春の気温の寒暖差や気候の不安定から体調不良を訴える方も少なくありません。それでも、このように私たちと新しいスタートをきって、これからの時間に意味づけができるようになっていく方々は、たくさんいらっしゃいます。昨日、今日は街に新しく社会人となった方々が不安と期待の混ざった緊張感のある表情で目的地に向かわれています。
自分の人生を支えてきたこれまでの出会いを大事に、そしてこの春からの新しいたくさんの出会いに感謝して、春からの日々を健やかに、楽しく、幸せになるよう一緒にがんばってまいりましょう。

Carendar:

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