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2025年6月22日(日)〔19日前〕 更新

2024/12/24 (Tue) 09:58:57 by 担当

「慢性的な不全感」

仕事もしているし、自己決定によるキャリア選択であったし、余暇も友人と会ったり、家族と楽しんだりしている、
「でも、漠然とした不全感を感じ続けてしまう」というお話をされる方と出会うことがあります。
こうした感情は臨床経験と知識、そして自分自身で正しく消化した理論を持つ専門職と取り扱っていく必要があります。

カウンセリングを継続し、たとえば自己効力感の根拠確認を一緒に話し合った上で、個人的な達成も他者からの言語的な評価も客観的に認めるに至り、じゃあ、できてないことばかりではなく、できていることも多かったといえるのでは?というところまで到達したとします。
こうしたセッションを根拠にして
「ほらね、できてるんだから大丈夫。自信を持って」と言ってもその慢性的な不全感を解消することができないことはよくあります。
この不全感の元は、『「常に」充実しているべき』というべき思考が影響していることが多くあります。
自身の思考傾向として、いつも考えがちな心のつぶやきに「いつも」「みんなが」「絶対」「例外なく」といった単語がついてくる場合、それはご自身のバイアスがかかっていることをメタ認知できた方がよいです。
その認知の状態にある、ということを認識したら、
「じゃあ、その不全感のあるご自身の状態で、行動停滞に陥らず日常生活を送るためにどうしましょうか」をバディと話し合うことができます。
行動停滞に陥らず、次の一手を繰り出して、前に進むことを「選択」できるのがご自身が持つ力の発揮です。
ToBeがあるのであれば、そこに到達するためには、停滞ではない選択が必要で、覚悟も必要になります。
この覚悟の話は、信頼関係に基づいたバディとでないとできません。
相談者は専門職の生き方や支援観を理解しています。その上での信頼関係です。

停滞せず、撤収する・前に進む・遠回りする・だめもとで飛んでみる、、、といった行動がとれるのであれば日常の中の慢性的な不全感に呑み込まれていないということになります。
私たちの日常の中には誰しもの中に「楽しかった!でも、今日、これでよかったのかな」「片付けられた!でもぎりぎりいっぱいだった」という疑問を自分に投げかけてくるような認知をする部分は隠れています。
その声に対して、具体的に本当はするべき違うことがあったのであれば、改善する必要がありますが、
そうでないなら、その日はそれでOKだったさ、と自分の疑問に明確に回答できることが自身にとってのメンタルの強さです。
このメンタルの強さは、停滞を防ぎます。
そして、ご自身の次の瞬間からの新しい出会いをもたらします。
新しい出会いがあることは本当にかけがえのないことです。
人生は誰もが限りがあります。
その中でいかに素晴らしいと思える体験をするか、素敵だと心から思える出会いを体験できるかは自分が「それ」を選択するかどうかでしかありません。
その行動がもたらす結果も含めて、自分で引き受ける、それが意思決定、自己決定であり、それこそが限られた人生の時間を不全感を拭って生きていくことを支えるものです。

今日は12月24日
Merry Xmas


2024/12/21 (Sat) 18:24:51 by 担当

2025年1月のキャリアカウンセリングのご案内   更新①12/21 20:45 ②12/22 10:30 ③12/24 7:00  ④2025年1/8 22:00

ご希望の方はフォームに第二希望まで書いていただけると幸いです。
◇2回目以降、対面希望の方
今月は下記の日程となります。ご希望のお日にちをお選びの上「キャリアカウンセリングお申し込み」ページの必要事項をご入力の上、フォームを送信ください。
・1月11日(土)①10時〜10:50  ①予約済
・1月19日(日)①10時〜10:50 ②11時〜11:50  ①②予約済
・1月21日(木)①16:30〜17:30  ①予約済 
・1月25日(土)①10時〜10:50 ② 14:00〜14:50  予約済
◇初回希望の方はオンラインご案内です。googlemeetで行います。
(お申し込み締め切りは1月5日(月)18時まで)
①1月11日(土):13時〜13:50 締め切りました
※ご希望が重複した場合は、他の支援機関に所属していない方でキャリアコンパスのカウンセリングをご希望の方を優先させていただきます。
※予約は埋まり次第締め切らせていただき、HPを随時更新いたしますが、更新より前に予約が埋まっていることもございますのでご了承ください。
※初回ご予約の方はホームページ内のプライバシーポリシーをよくお読みいただきご同意いただきますようお願いいたします。
お申し込みいただいた場合プライパシーポリシーにご同意いただいたこととさせていただきます。

2024/12/21 (Sat) 17:48:26 by 担当

「ミスコミュニケーションに対処するために」

仕事をする毎日は、つまり同じ企業に所属している人間たちとコミュニケーションをする毎日と言えます。
会話ではなくても、報告書の提出、申請、受理、相談、依頼、さまざまなやりとりが続きます。
私たちのコミュニケーションでは、ある程度の相互の理解の差異を包含しています。
その差異は自分の中の準拠枠と相手との関係性の中で、
コミュニケーションを成立させる方向に常に
修正されています。
しかしそれは、自分の準拠枠に基づいての差異修正です。
時には大きな差異であり、修正が相手の準拠枠に全く重ならないこともあります。
ここで起こるのがミスコミュニケーションです。

このミスコミュニケーションへの対処が
CBTの考え方に基づいたアサーションスキルの活用です。
アサーションは、お互いの尊重がある前提なので、
この考えを理解していないもの同士では成立せず
失望や不全感を味わうことも少なくありません。
この点に対処するためのアサーションの考え方に
「あきらめないコミュニケーション」が含まれていることは
案外理解している人が少ない現状があります。

アサーションはリフレーミングによってポジティブFBができることと
表面的に理解しているとその有効性と実行の難しさに気がつかず、
「ああ、アサーション、本で読んだことあります」
「リフレーミングできます」
と軽んじられがちです。
ミスコミュニケーションの対処は実践トレーニングをバディと行うことが有効です。
その場面場面で誤解があるといきづまってしまいます。
ミスコミュニケーションへの対処ができるようになるために、
自分に合うカウンセラーを見つけてトレーニングしていくとよいでしょう。
臨床心理士、公認心理士、精神保健福祉士、キャリアコンサルタントなど
国家資格に担保されていることが選ぶ条件となります。
個人的には、資格を持ち、さらに病院での経験があるカウンセラーがよいと考えます。
臨床像を多く見る現場をもっていれば、医療知識の実践について、標準化できますし、
例外事例も患者様とのセッションで患者様から教えていただいているからです。
自分のキャリアのために資格だけとっている場合もあるようですので、
そのカウンセラーのキャリアはよく確かめ、よいバディと出会うことが、
有効なトレーニングとなります。



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